
こんにちは。ポイ活LOVER、運営者の「S.ma」です。
健康管理のためにGoogle Fitをインストールしてみたものの、画面中央に大きく表示される緑色のハートマーク、つまり「ハートポイント」を見て、「これっていったい何に使えるの?」「ただの数字でしょ?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
毎日一生懸命歩いて貯めたそのポイント、実はそのままにしておくのは非常にもったいないんです! このハートポイント、適切な連携設定を行うことで、Pontaポイントや楽天ポイントといった実際の利益や、生命保険料の割引という大きな家計節約に変えることができる、まさに「隠れたデジタル資産」と言えます。
私自身も最初は「ただの運動の目安かな?」と思って放置していたのですが、その仕組みと価値を理解して連携させてからは、毎日の通勤やウォーキングが単なる移動時間ではなく、チャリンチャリンと小銭を稼ぐ「お小遣い稼ぎ」の時間に変わりました。
この記事では、Google Fitのハートポイントを無駄なく経済的価値に換えるための具体的な方法と、多くの人がつまずく「連携できない」時の対処法を徹底的に、かつ分かりやすく解説します。
- ハートポイントが実際にどのような経済的価値に変換できるかの具体例
- Pontaポイントや楽天ポイントを効率よく貯めるための連携アプリ
- 住友生命Vitalityなどで保険料を安くするための活用術
- 連携できない時や歩数がカウントされない時の解決手順
Google Fitハートポイントは何に使えるか実例

まずは結論から言うと、このハートポイントは「健康」という見えない資産を、ポイントや保険料割引という「見える資産」に変換するための共通通貨(ハブ)のような役割を持っています。ここでは、実際に私が試して効果を実感した具体的な使い道や、連携できるサービスについて詳しく解説していきますね。
ハートポイントが貯まらない時の基準と仕組み
「今日は気合を入れて1万歩も歩いたのに、ハートポイントがあまり増えていない!故障かな?」なんて経験、ありませんか? 実はこれ、Google Fitの不具合ではなく、ハートポイントの判定基準が医学的根拠に基づいて厳格に定められているからなんです。
Google Fitのハートポイントは、世界保健機関(WHO)や米国心臓協会(AHA)の身体活動ガイドラインに基づいて設計されています。単にダラダラと長時間歩くだけでは「ムーブミニッツ(通常の運動時間)」としてはカウントされますが、心肺機能の向上や疾患リスク低減に効果が高いとされる「ハートポイント(強めの運動)」としては認められないことがあるんです。
WHOが推奨する運動強度の基準と計算式
具体的には、以下のような計算式でポイントが付与されます。
- 中強度の運動(早歩き、平地でのサイクリングなど): 1分間で1ポイント
- 強めの運動(ランニング、急な坂道、エアロビクスなど): 1分間で2ポイント
WHOは、成人の健康維持のために「中強度の運動を週に150分以上」、または「強めの運動を週に75分以上」行うことを推奨しています。Google Fitで言えば、「週に150ハートポイント」を獲得することが健康維持のひとつのゴールになります。 (出典:Google Fit ヘルプ『健康維持のために「ハートポイント(強めの運動)」を獲得する』)
つまり、息が少し弾むくらいの「早歩き」や、意識的な階段の上り下りを行わないと、なかなかポイントは貯まりません。逆に言えば、このポイントが貯まっているということは、あなたの心肺機能がしっかり強化されている証拠でもあります。
ポイ活の判定においても、単なる歩数(量)以上にこの「質の高い運動」が高く評価される傾向にあるので、まずは「ただ歩く」から「しっかり歩く」へ意識を変えてみてください。
ポイ活の定番であるPontaポイントの貯め方

「google fit ハートポイント 何に使える」と検索されている方の中で、最も手軽に始められて、すぐに効果を実感できるのが共通ポイントへの変換です。特に相性が良いのが、Pontaポイントが貯まるアプリ「Green Ponta Action(グリーンポンタアクション)」ですね。
このアプリは、「知る」「宣言する」「歩く」といったSDGsに関連するアクションを行うことでスコアを獲得し、それがPontaポイントに変わる仕組みなんですが、Androidユーザーの場合はGoogle Fitとの連携が必須になります。
アプリを開かなくても貯まる「バックグラウンド計測」
【S.maの活用メモ】
Green Ponta Actionの最大のメリットは、その手軽さです。初期設定で「身体活動データへのアクセス」を許可するだけで、裏でGoogle Fitが計測した歩数が自動的に反映されます。 わざわざウォーキングのたびにアプリを起動する必要はありません。Google Fitがバックグラウンドで計測してくれているので、夜寝る前などにアプリを開いて「今日の成果」を受け取るだけでOK。これなら忙しい方でも毎日のルーティンにできるはずです!
貯まったPontaポイントはローソンでのお買い物(お試し引換券なら1ポイント1.5円〜2円相当の価値!)はもちろん、JALマイルへの交換や「StockPoint」でのポイント運用にも使えるので、実質的な現金と同じような感覚で使えますよ。
楽天シニアやdヘルスケアでの稼ぎ方
楽天経済圏やドコモ経済圏でポイ活をしている私たちにとって、Google Fitは欠かせない「データバンク」のようなツールです。
楽天シニアでの活用法:イベントウォークとO2O
まず「楽天シニア」ですが、名前のイメージとは裏腹に全世代で使えます。このアプリのユニークな点は、「イベント(指定された施設や店舗)」に歩いて行ってチェックインすることで楽天ポイントがもらえるO2O(Online to Offline)モデルであることです。
ここでGoogle Fitを連携させておくメリットは絶大です。例えば、スマホをカバンに入れたまま移動したり、連携させたスマートウォッチだけを着けてウォーキングした場合でも、Google Fit経由で全ての歩数が合算されます。「せっかく歩いて行ったのに、スマホの歩数計が反応していなくてチェックイン条件の4000歩に届かなかった…」なんて悲劇を防ぐことができます。
dヘルスケアでの活用法:毎日のくじ引き
また、ドコモの「dヘルスケア」でも、毎日の歩数目標を達成してdポイントが当たる抽選に参加するためにGoogle Fitのデータが使われます。「あれ?dヘルスケアで歩数が増えてない?」と思ったら、まずはGoogle Fitを開いてデータが正しいか確認する。このようにGoogle Fitを「正解データ(マスターデータ)」として使うのが定石です。
複数のアプリをGoogle Fitにぶら下げておくことで、「1回のウォーキングで、楽天ポイントとdポイントとPontaポイントを同時に稼ぐ」という、いわゆるポイントの三重取りも可能になります。これこそがGoogle Fitを中心としたポイ活の醍醐味ですね。
住友生命Vitalityの保険料を安くする

正直なところ、金額的なリターンが最も大きいのがこの使い方かもしれません。住友生命の健康増進型保険「Vitality(バイタリティ)」です。
Vitalityでは、運動や健康診断の結果に応じてステータスが「ブルー」から「ゴールド」まで上がり、それによって翌年の保険料が変動(割引)したり、毎週スターバックスのチケットが貰えたりします。ここで重要になるのが運動の「質」です。
【ハートポイントが鍵になる理由】
Vitalityでは単なる歩数(量)だけでなく、「心拍数が上がる運動(質)」が高く評価されます。Google Fitで計測された「ハートポイント(強めの運動)」に相当する高負荷データは、Vitality側でも高ポイントのアクティビティとして反映されやすい傾向にあります。
雨の日でも稼げる「インドア・トレーニング」
例えば、台風や雨の日で外を歩けず歩数が稼げない時でも、室内で高強度の筋トレやエアロビクスを行い、心拍数を上げることでハートポイントを獲得すれば、Vitalityの週間目標(アクティブチャレンジ)を達成できる場合があります。 私はVitalityのステータス維持のために、意識的に坂道を歩いたりしてGoogle Fitのハートポイントを稼ぐようにしています。年間で見ると保険料の差額は数万円単位になることもあるので、ここでのポイント稼ぎは本当に侮れません。
とほ活などの自治体アプリでの使い方
最近、いろいろな自治体が住民の健康増進と地域経済活性化のために「歩いて得する」アプリをリリースしています。例えば富山市の「とほ活」などが有名ですね。
これらの自治体アプリの多くは、開発コストを抑えるために独自の歩数計エンジンを持たず、Google Fitのデータを「借りて」表示する仕組みをとっています。つまり、Google Fitでしっかり計測できていれば、地域の加盟店で使えるポイントやバスの回数券、抽選への応募券などがもらえるわけです。
ただし、ここで一つ重要な注意点があります。最近はAndroidの仕様変更により、従来の「Google Fit直接連携」から「Health Connect(ヘルスコネクト)経由での連携」への移行が必須になりつつある点です。古い設定のままだと「急にポイントが貯まらなくなった」という事態になりかねないので、次の設定パートで詳しく解説しますね。
Google Fitハートポイントは何に使えるか設定法

ここまで「何に使えるか」を見てきましたが、そもそも連携設定がうまくいっていないと、いくら必死に歩いてもポイントは1円にもなりません。ここからは、私が何度もつまづいた設定の落とし穴と、その解決策をシェアします。
他アプリと連携できない時の権限設定
「アプリをインストールしたのに連携できない!」「歩数が0のまま動かない!」というトラブルの9割は、Android OS側の「権限設定」に原因があります。特にセキュリティが強化されたAndroid 10以降を使っている方は要注意です。
Google Fitや連携アプリ(Green Ponta Actionなど)が歩数をカウントするためには、単なるインストールのほかに「身体活動(Physical Activity)」という特別な許可が必要です。
【必ずチェックする設定項目】
以下の手順で設定を確認してください。
- スマホの「設定」アプリを開く。
- 「アプリ」または「アプリと通知」>「(連携したいポイ活アプリ)」を選択。
- 「権限」をタップ。
- 「身体活動」が「許可」になっているか確認してください。
ここが「許可しない」になっていると、スマホの加速度センサーへのアクセスが遮断され、一生データは反映されません。
また、楽天シニアのようにチェックイン機能があるアプリでは、「位置情報」の権限も「常に許可」にしておくと、アプリを閉じている間も移動履歴が記録されやすくなるので安心ですよ。
Health Connectで同期する手順

最近、「Google Fitと連携」ボタンを押しても反応しない…ということが増えていませんか?それは、Googleがヘルスケアデータの受け渡し方法を「Health Connect(ヘルスコネクト)」という新しい仕組みに移行させているからです。
これは、今までアプリごとにバラバラだったデータのやり取りを、Health Connectという一つのハブ(中継地点)にまとめようというGoogleの方針転換です。これからGoogle Fitを使いこなすなら、以下の手順で環境を整えておくのが無難です。
【Health Connect導入の3ステップ】
- アプリの準備:Playストアから「Health Connect」をインストールする(Android 14以降は標準搭載されています)。
- Google Fit側の設定:Google Fitの設定メニューを開き、「Health Connectと同期」をオンにする。
- ポイ活アプリ側の設定:連携したいアプリ(とほ活など)の設定画面でも「Health Connect」との連携を許可する。
これからは「Google Fit ⇔ Health Connect ⇔ ポイ活アプリ」というデータの流れがスタンダードになります。初期設定はちょっと面倒ですが、一度設定してしまえば後は自動でデータが流通するので、早めに済ませておきましょう。
歩数がカウントされない原因と対処法
「今日は1万歩歩いたはずなのに、ポイ活アプリでは2000歩になってる…」こんな時は、以下のポイントを疑ってみてください。
| 原因 | 詳細と対処法 |
|---|---|
| Googleアカウントの不一致 | Google Fitアプリでログインしているアカウントと、連携アプリ側で指定したGoogleアカウントが異なっているケースです。複数アカウントを持っている方は要注意。必ずメインのアカウントで統一してください。 |
| 省電力モードの影響 | スマホの「バッテリーセーバー」や「省電力モード」がオンになっていると、バックグラウンドでの歩数計測が停止されることがあります。Google Fitを「電池の最適化」から除外する設定を行ってください。 |
| 同期のタイムラグ | Google Fitのデータがクラウドにアップロードされるまで時間がかかることがあります。Google Fitアプリを一度開き、画面を下に引っ張ってデータを更新してから、連携アプリを開き直してみてください。 |
特に複数のGoogleアカウント(仕事用とプライベート用など)を持っている方は、「メインのアカウントで歩数を記録していたのに、ポイ活アプリはサブ垢と連携していた」というミスが頻発します。(私はこれで過去に1週間分のポイントを無駄にしたことがあります…泣)。
スマートウォッチで判定精度を高める
ハートポイントを効率よく稼ぐための「裏技」とも言えるのが、スマートウォッチ(Wear OS搭載機など)の活用です。
スマホをポケットに入れているだけでも、内蔵の加速度センサーが揺れを検知して「強めの運動」を推定してくれますが、あくまで推定に過ぎません。一方、スマートウォッチがあれば心拍数を直接計測できます。
心拍センサーの強み
「心拍数が上がっている=運動負荷が高い」と正確に判定されるため、スマホだけの場合よりもハートポイントが貯まりやすくなる実感があります。例えば、重い荷物を持ってゆっくり歩いている時など、加速度センサーでは検知しにくい負荷も、心拍数ならしっかり拾ってくれます。
Vitalityなどで本気でゴールドステータスを狙うなら、Google傘下のPixel WatchやFossilなどの対応ウォッチへの投資は、結果的に元が取れる賢い選択になるかもしれませんね。

ダイエット管理FiNCとのデータ共有
最後はダイエットとの併用です。人気アプリ「FiNC」などは、AIによる食事管理や体重管理機能が非常に優秀ですが、毎回の運動データを手入力するのは非常に面倒ですよね。
ここでもGoogle Fitが「使え」ます。FiNCと連携させておけば、Google Fitが計算した消費カロリーが自動でFiNCに飛んでいきます。しかも、Google Fitはハートポイントの計測に基づいた、より精密な消費カロリー計算(単なる歩数だけでなく、運動強度を加味した計算)をしてくれるので、ダイエットの管理精度も格段に上がります。
「痩せて健康になり、さらにポイントも貰える」という一石二鳥の状態を作るのが、私流のポイ活ライフです!
Google Fitハートポイントは何に使えるかまとめ
今回は「google fit ハートポイント 何に使える」という疑問について、私の実体験を交えて解説してきました。最後に要点をまとめます。
【記事のまとめ】
- ハートポイントはPontaポイントや楽天ポイントに変換して日常の買い物に使える。
- 住友生命Vitalityでは保険料割引や特典獲得のための重要な評価指標になる。
- 連携がうまくいかない時は、Androidの「身体活動」権限とHealth Connectの設定を見直す。
- スマートウォッチを使うと、心拍数ベースで判定されるためポイントが稼ぎやすくなる。
Google Fitは単なる歩数計ではなく、あなたの健康行動を資産に変えるための「お財布」のようなものです。設定さえしっかり行えば、あとはスマホを持って歩くだけ。ぜひ今日から、健康とお得の二重取りライフを始めてみてくださいね!
※本記事の情報は執筆時点のものです。アプリの仕様変更などにより手順が異なる場合がありますので、正確な情報は各公式サイトをご確認ください。健康上の判断については専門医にご相談ください。