WESTERポイントは東海道新幹線で貯まる?不可避な罠と裏技

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こんにちは。ポイ活LOVER、運営者の「S.ma」です。普段からWESTERポイントを貯めている方にとって、東京へ行く際の東海道新幹線でもポイントが貯まるのか、あるいは貯まったポイントを使えないのかといった点は非常に気になるところですよね。

また、EXポイントとの交換や連携の設定方法など、仕組みが複雑で分かりにくいと感じている方も多いはずです。実は私自身、初めて利用した際は管轄の違いによるポイントの扱いに戸惑いました。この記事では、そんな複雑なルールを整理し、損をしないための最適な利用方法を解説します。

「とりあえずスマートEXで予約しておけばOKでしょ?」くらいの感覚で使っていると、実は数千ポイント単位で取りこぼしているケースも少なくありません。特に、関西在住で東京出張が多い方や、逆に首都圏在住で大阪・神戸方面への移動が多い方は、WESTERポイントとEXポイント、ついでにJREポイントなど複数のポイントが絡んでくるので、きちんと整理しておかないとカオスになりがちです。この記事では、私が実際にコンサルや講座でお話ししている内容をベースに、「ここだけ押さえておけばOK」という実務目線のポイントに絞ってお伝えしていきます。

この記事のポイント
  • 東海道新幹線でWESTERポイントを効率よく貯める唯一の方法
  • スマートEX利用時に必須となるID連携の手順と重要性
  • EXポイントとWESTERポイントの違いと使い分けのコツ
  • 貯まったポイントを最大限お得に活用する出口戦略

一見ややこしそうに見えますが、ルール自体は「どの会社の新幹線に乗るか」と「どの会社のクレジットカードで決済するか」の二軸で整理するとスッキリします。この記事を読み終わるころには、「自分はこのパターンで貯めて、このパターンで使う」というマイルールが固まっていると思うので、ぜひ最後まで読みながら、自分の出張・旅行スタイルに当てはめて考えてみてくださいね。

目次

東海道新幹線でWESTERポイントは貯まる?仕組み解説

東海道新幹線を走るN700系新幹線とポイント攻略をイメージした写真

結論から言うと、東海道新幹線に乗るだけではWESTERポイントは貯まりませんが、支払い方法を工夫することで貯めることは可能です。ここでは、JR東海とJR西日本の管轄の違いが生む「ポイントの壁」と、それを乗り越えてポイントを獲得するための具体的な仕組みについて解説していきます。

ざっくり整理すると、東京〜新大阪の東海道新幹線はJR東海のエリアなので「乗車で貯まる」のはEXポイント、一方でJ-WESTカードをはじめとしたJR西日本側のクレジットカードで「決済すると貯まる」のがWESTERポイントです。つまり、乗車によるポイントと決済によるポイントが別軸で走っているイメージですね。ここを理解しておくと、「WESTER派だけど東海道新幹線に乗る意味ある?」というモヤモヤがかなり解消されるかなと思います。

  • 乗車ではなく決済でポイントが貯まる裏技
  • スマートEXとWESTERのID連携が必須な理由
  • EX予約とJ-WESTカードで還元率を最大化
  • EXポイントとWESTERポイントの違いを比較

乗車ではなく決済でポイントが貯まる裏技

まず押さえておきたいのが、東海道新幹線(東京~新大阪)はJR東海の管轄であり、ここを乗車して付与されるのは基本的にJR東海の「EXポイント」だという事実です。どれだけWESTERアプリを持っていても、改札を通る「乗車」という行為に対してWESTERポイントが付与されることはありません。

「じゃあ、WESTER派は諦めるしかないの?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。「乗車ポイント」は諦めて、「決済ポイント」でWESTERポイントを稼ぐという方法があります。

ポイント獲得の仕組み

  • 乗車ポイント: 東京~新大阪間は「EXポイント」が付与される(JR東海管轄のため)
  • 決済ポイント: チケット購入に使うクレジットカードのポイントが付与される

つまり、新幹線の予約サイト(エクスプレス予約やスマートEX)での決済に、JR西日本グループのクレジットカードである「J-WESTカード」を使用すれば、決済額に応じたWESTERポイントがしっかりと貯まるんです。これが、東海道新幹線を利用しながらWESTERポイントを貯めるための「裏技」的な基本戦略になります。

なぜ「乗車ポイント」だけを追うと損をしやすいのか

多くの人がやりがちなのが、「とにかく乗車で貯まるポイントだけを最適化しよう」と考えてしまうパターンです。EXポイントを増やすためにEX系の商品ばかりを見てしまい、クレジットカード側のポイント還元率をほぼノーチェック、というケースもよくあります。ですが、東海道新幹線のように運賃・料金が高額になりやすい路線では、決済ポイントの差がそのまま数百〜数千ポイントの差になることも普通にあります。

例えば、東京〜新大阪の片道約14,000円前後のきっぷを購入した場合、還元率0.5%のカードと1.5%のカードでは、片道でだいたい140ポイント vs 420ポイント、往復なら280ポイント vs 840ポイントと、すでに差が見えてきます。これが出張で月2往復、年間24往復ともなると、単純計算で数千ポイント〜1万ポイント近い差になることもあるので、「乗車で貯まるEXポイント+決済で貯まるWESTERポイント」という二重取りを設計しておく意味はかなり大きいです。

具体的なイメージ:東京〜新大阪をJ-WESTカード決済した場合

J-WESTカードは、ショッピング利用1,000円につき5ポイント(ゴールドカードなら10ポイント)が基本還元として貯まるカードです。さらに、対象となるネット予約(エクスプレス予約・e5489など)では、列車や商品に応じてポイントが優遇される仕組みもあり、トータルの実質還元率はおおむね1.5%前後〜それ以上になるケースもあります。

決済パターン想定還元率東京〜新大阪 往復 約29,000円利用時の獲得目安
汎用クレジットカード(還元率0.5%)約0.5%約145ポイント(他社ポイント)
J-WESTカード(ベーシック)+ネット予約約1.0〜1.5%前後約290〜430WESTERポイント
J-WESTゴールドカード+ネット予約約1.5%以上約430ポイント以上

数字はあくまでイメージですが、「東海道新幹線に乗る=EXポイント」+「J-WESTカードで決済=WESTERポイント」という構図さえ押さえておけば、「WESTER派なのに東海道新幹線に乗るのは損」という感覚はかなり薄れてくるはずです。法人カードでもJ-WESTカードを採用している会社であれば、会社の出張規程を確認しつつ、自分がどこまでポイントを享受できるかを把握しておくと良いですね。

スマートEXとWESTERのID連携が必須な理由

スマートEXアプリとWESTERアプリの画面を並べてID連携を案内するスマホ画像

スマートEXを利用している方の場合、絶対に忘れてはいけないのが「WESTER ID」との連携作業です。これをやっておかないと、将来的に山陽新幹線(新大阪~博多)に乗った際に本来もらえるはずのWESTERポイントを取り逃がすことになってしまいます。

東海道新幹線(東京~新大阪)だけの利用であれば、前述の通りEXポイントしか付与されませんが、もし旅程が新大阪をまたいで山陽エリアに入った場合、連携が済んでいれば山陽区間分はWESTERポイントとして付与されます。また、JR西日本公式の案内でも、スマートEXやエクスプレス予約でWESTERポイントを貯めるには、予約前に「外部ID利用サービス登録(ID連携)」が必要であることが明記されています。

連携の注意点

ID連携を行っていない状態で乗車した場合、後から遡ってポイントを付与してもらうことはできません。必ず「予約前」に連携設定を完了させておきましょう。

スマートEX×WESTER ID 連携のざっくりフロー

連携手順は簡単で、スマートEXのマイページなどから「外部ID連携」の設定を行うだけです。スマホアプリの場合は、トップ画面のメニューから「ログイン」→「WESTER IDでログイン」と進み、案内に従って紐づけを完了させます。
一度設定してしまえば、次回以降はWESTER ID経由でスマートEXにログインできるので、ログインID・パスワードの管理も少しラクになるはずです。

  • スマートEXにログイン
  • 「外部IDの紐づけ」「WESTER IDでログイン」などのメニューを選択
  • WESTER ID(メールアドレス+パスワード)でログインして連携を許可
  • 完了メールやマイページで紐づけ状態を確認

キャンペーンなどで連携するだけでポイントがもらえることもあるので、未設定の方は公式サイトをチェックして早めに済ませておくことをおすすめします。ID連携は一度やればOKですが、「スマートEXの会員情報を変更した」「WESTER IDを作り直した」といった場合は、再度紐づけ設定が必要になることもあるので、その点は頭の片隅に置いておくと安心です。

よくある失敗パターンと対策

  • スマートEXだけ先に登録してWESTER IDを後回しにする:
    → 山陽新幹線を使い始めてから「あ、そういえばWESTERポイント…」と気づき、過去分が全て取りこぼしになるパターン。
    対策:スマートEX登録と同じタイミングでWESTER IDも作り、セットで紐づける。
  • 家族でIDがごちゃごちゃになる:
    夫婦や家族で代表者のEXサービスIDを使い回していると、「誰のWESTER IDと紐づいているか分からない」という状態が起こりがちです。
    対策としては、「EXサービスID=誰のクレカ=誰のWESTER ID」という対応関係を一度紙やメモアプリに整理しておくと安心です。

こうした準備をしておくだけで、東海道+山陽のロングラン移動をしたときに、「東海道はEXポイント、山陽はWESTERポイント、決済でさらにWESTERポイント」という三重取りに近い状態も狙えるようになります。ちょっとしたひと手間ですが、長期的にはかなり効いてきますよ。

EX予約とJ-WESTカードで還元率を最大化

新幹線ホームでWESTERポイントとスマートEXポイントを示しつつ決済端末とスマホを持つ男性

もしあなたが頻繁に東海道・山陽新幹線を利用するのであれば、「スマートEX」ではなく、有料会員制の「エクスプレス予約(EX予約)」を利用し、決済カードを「J-WESTカード(エクスプレス)」にするのが最強の組み合わせです。

なぜなら、J-WESTカード会員がネット予約(エクスプレス予約やe5489)を利用した場合、WESTERポイントの付与率が通常の3倍(約1.5%~)にアップする特典があるからです。

どれくらいお得?

例えば、東京~新大阪の往復(約29,000円)をJ-WESTカード(エクスプレス)で決済した場合、決済ポイントだけで数百ポイント以上のWESTERポイントが貯まります。これは他社のクレジットカード(還元率1%程度)を使うよりも圧倒的に有利です。

さらに、EX予約なら一年中会員価格で乗車できるため、チケット代の節約とポイント還元のダブルでお得になります。出張などで新幹線利用が多い方は、年会費(1,100円)を払ってでもJ-WESTカード(エクスプレス)を持つ価値は十分にありますよ。

EX予約が向いている人・スマートEXで十分な人

EX予約は、年会費がかかる代わりに「いつ乗ってもおおむね割引価格」「変更自由度が高い」といった強みを持つサービスです。一方でスマートEXは年会費無料で、「たまに乗る」「できるだけ固定費を増やしたくない」という人向けのライトな位置づけになっています。

利用スタイルおすすめ理由
年1〜2回の帰省・旅行スマートEX+J-WESTカード年会費を払うほど乗らないので、決済ポイント重視でOK
年数回〜毎月1回の出張スマートEX or EX予約+J-WESTカード(エクスプレス)早特商品や会員価格の割引+WESTERポイント3倍でトータルお得
月2回以上のヘビーユーザーEX予約+J-WESTカード(エクスプレス)一択年会費以上の割引とポイント還元がほぼ確実に回収できる

特に出張族の場合、「とりあえず会社指定のカードで払っているけど、ポイントについては何も考えていない」という方も多いです。もし経理ルール上、決済カードの選択に余地があるのであれば、一度J-WESTカードへの切り替えを検討してみる価値はあります。WESTERポイントはショッピングやICOCAチャージにも使えるので、プライベート側の家計にもじわじわ効いてきます。

J-WESTカードの“エクスプレス”コースを選ぶかどうか

J-WESTカードには、エクスプレス予約に特化した「エクスプレスコース」と、ショッピング向け寄りの「ベーシックコース」があります。東海道・山陽新幹線への乗車機会が多いなら、エクスプレスコースを選んでおくと、EX予約との連携がスムーズで、切符手配からポイント管理までを一元化しやすくなります。

逆に、新幹線にはあまり乗らず、普段のショッピング利用がメインという方はベーシックコースで十分な場合もあります。どちらを選ぶか迷う場合は、「年間で新幹線にいくらくらい使っているか」をざっくり計算し、年会費との差額をイメージしてみると判断しやすいかなと思います。

EXポイントとWESTERポイントの違いを比較

ここで、よく混同されがちな「EXポイント」と「WESTERポイント」の違いを整理しておきましょう。名前は似ていませんが、同じ新幹線利用で貯まるため混乱しやすいですよね。

項目EXポイントWESTERポイント
発行会社JR東海JR西日本
主な貯まり方東海道新幹線の乗車J-WESTカード決済、山陽新幹線乗車、駅ビル利用など
主な使い道次回以降のEXサービスでの予約充当e5489での特典きっぷ、ICOCAチャージ、駅ビルでの買い物
有効期限ポイント獲得の翌年度末まで原則、獲得年度の翌年度末まで(期間・用途限定ポイントを除く)

EXポイントは、エクスプレス予約やスマートEXなどのEXサービスで東海道新幹線にチケットレス乗車した際に、利用区間に応じて貯まり、旅行商品やTOKAI STATION POINTとの交換などに使えるポイントです。一方、WESTERポイントはJR西日本グループ共通ポイントとして、鉄道・ショッピング・オンラインモールなど幅広い場面で「貯まる」「使える」設計になっています。

このように、管轄も使い道も全く別物です。東海道新幹線をメインに利用するユーザーにとっては、乗車で貯まる「EXポイント」と、決済で貯める「WESTERポイント」の二重取りができる状態が理想的と言えます。逆に、JR西日本エリアの利用がほとんどで、東京方面に行くのは年に1度あるかないかという人であれば、EXポイントはあくまで「おまけ」で、WESTERポイントの方をメイン通貨として育てていく、という考え方でも問題ありません。

WESTERポイントの公式な位置づけや、鉄道・ショッピングでの詳しいため方・使い方は、JR西日本が公開している案内ページにまとまっています。(出典:JR西日本「WESTERポイントとは」)

WESTERポイントは東海道新幹線で使えない?解決策

東海道新幹線ホームでEXポイントとWESTERポイントの違いを比較する図とJR社員の男性

次に、貯まったWESTERポイントの「使い方」についてです。「貯めたポイントで東京に行きたい!」と考えている方も多いと思いますが、ここには少々残念な現実と、それをカバーするための賢い戦略が存在します。

  • 残念ながら東海道新幹線では使えない現実
  • EXポイントへの交換はできないため使い分ける
  • 貯めたポイントは西日本の特典きっぷで使う
  • 東海道新幹線でのWESTERポイント活用術まとめ

残念ながら東海道新幹線では使えない現実

非常に残念なお知らせですが、現時点ではWESTERポイントを直接使って東海道新幹線(東京~新大阪)のきっぷを購入することはできません。

JR西日本の予約サイト「e5489」には「WESTERポイント特典きっぷ」などの非常にお得な商品がありますが、これらは基本的にJR西日本の管轄エリア(山陽新幹線、北陸新幹線の一部、JR西日本在来線)限定の商品です。東海道新幹線はJR東海の管轄であるため、WESTERポイント商品の対象外となってしまうのです。

ここがポイント

e5489で東海道新幹線を含む予約をしようとしても、ポイント利用の選択肢が表示されません。東京への移動にポイントを使いたい場合は、EXポイントを使用するか、他の手段を検討する必要があります。

「一部だけ東海道を含む」ケースも対象外

もうひとつややこしいのが、「新大阪〜博多は山陽新幹線だけど、途中で東京まで乗り継ぐ」といった複合パターンです。この場合も、東海道新幹線の区間部分にWESTERポイントを直接充当することはできません。あくまでポイントで支払えるのはJR西日本側の商品部分だけで、東京〜新大阪などの東海道区間は別途EXサービスや通常きっぷで決済する必要があります。

ここを勘違いして、「全部WESTERポイントでまかなえると思って、現金の予算を少なく見積もっていた…」という相談もよくいただきます。東京方面への長距離移動を計画するときは、東海道区間は現金 or EXポイント、西日本エリアはWESTERポイントと、あらかじめ役割を分けて考えておくと、資金計画のズレを防ぎやすいです。

EXポイントへの交換はできないため使い分ける

EXポイントへの交換はできないため使い分ける

「それなら、WESTERポイントをEXポイントに交換して使えばいいのでは?」と考えるのが自然ですが、残念ながらWESTERポイントとEXポイントの相互交換はできません

両者はシステムも運営会社も異なるため、今のところ互換性はないのが現状です。そのため、私たちはこの2つのポイントを明確に「使い分ける」必要があります。

  • EXポイント: 次回の東京出張や旅行の際に、EX旅パックや座席のアップグレードなどで使い切る。
  • WESTERポイント: 生活圏(関西・北陸・中国エリアなど)での利用や、西日本エリアへの旅行用にストックする。

ポイントを“財布”ごとに分けて考える

イメージとしては、「EXポイント=東京方面に使うお仕事用のお財布」「WESTERポイント=西日本で遊ぶ&生活をちょっとラクにするお財布」と分けて管理する感じです。スマホのホーム画面にEXサービスとWESTERアプリ(もしくはマイページ)のショートカットを並べておき、それぞれの残高をパッと確認できるようにしておくと、どちらをどのくらい消費するかの判断もしやすくなります。

また、ポイントの有効期限が「翌年度末」基準である点も見逃せません。年度末直前になって慌てて使い道を考えるよりも、毎年春〜夏ごろに“今年はどっちのポイントをどれくらい使うか”ざっくりプランを立てておくと、失効リスクをだいぶ抑えられます。

ポイント主な消費先おすすめの使い方
EXポイントEX旅パック・EX旅先予約・TOKAI STATION POINT交換など東京出張の交通費圧縮や、東海エリアでのお土産・駅ビル利用に充当
WESTERポイントWESTERポイント特典きっぷ・ICOCAチャージ・JR西日本グループ施設関西発の週末旅行、帰省、日々の通勤・買い物のコスト削減に活用

こうして用途をはっきり分けておくと、「あれ、このポイント結局どこに使えるんだっけ?」というモヤモヤが減り、ポイントを“貯めっぱなしで失効”させてしまうリスクも下がります。

貯めたポイントは西日本の特典きっぷで使う

ブタの貯金箱と積み上がるコインでWESTERポイントの貯め方とお得な使い方を表現した写真

東海道新幹線で使えないからといって、WESTERポイントの価値が低いわけではありません。むしろ、使い方によっては1ポイント=1円以上の価値を発揮する最強のポイントになります。

おすすめは、なんといっても「WESTERポイント特典きっぷ」の利用です。これは、所定の運賃・料金の約50%相当のポイント数で新幹線や特急に乗れるという破格のサービスです。

おすすめの活用例(地産地消ならぬ、東京産西日本消)

  • 貯める: 東京への出張費(東海道新幹線)をJ-WESTカードで決済し、ガッツリWESTERポイントを貯める。
  • 使う: 貯まったポイントで、休日に大阪から福岡や金沢へ「特典きっぷ」を使って半額相当で旅行する。

WESTERポイント特典きっぷのざっくりイメージ

WESTERポイント特典きっぷは、通常の「おとな往復運賃+特急料金」に対して、半分前後のポイント数で発券できる商品が多く、「現金を払うくらいなら、ポイントで払った方が明らかに得だよね」というレベルのコスパになります。具体的な必要ポイント数や対象区間は頻繁に見直しが入るので細かい数字は公式サイトで確認してもらうとして、イメージとしては「大阪〜博多」「新大阪〜金沢」などの長距離ほどお得度が高まりやすいです。

私の感覚では、“本来ならちょっと高くて迷う距離”を、ポイント特典で背中を押してもらう使い方が一番しっくりきます。たとえば、「福岡の友人に会いに行きたいけど、交通費がちょっとネック…」というときに、東京出張で貯めたWESTERポイントをドーンと投入して、現金負担をグッと抑える、というスタイルですね。

日常のICOCAチャージと組み合わせるのもアリ

特典きっぷに必要なポイント数まであと少し足りない…というときは、無理に特典きっぷだけを狙わず、ICOCAチャージや駅ビルでの買い物に一部を回すのもアリです。ICOCAチャージで通勤定期や日々の乗車賃に充当すれば、その分を家計の交通費から削れるので、実質的には現金が浮いているのと同じ効果があります。

ポイントを使うときのコツは、「旅行用」「生活費削減用」など、用途ごとにざっくり口座を分けて考えることです。たとえば、「WESTERポイントのうち1万ポイントは特典きっぷ用に死守、残りはICOCAや駅ビルで日々消費」というマイルールを決めておくと、特典きっぷのチャンスを逃しにくくなります。

東海道新幹線でのWESTERポイント活用術まとめ

最後に、今回の内容をまとめます。東海道新幹線におけるWESTERポイントとの付き合い方は、以下の3点が重要です。

  1. 乗車では貯まらないと割り切る: 乗車分はEXポイントとして受け取る。
  2. 決済で確実に貯める: J-WESTカード(特にエクスプレス)を使って、高還元の決済ポイントを獲得する。
  3. 西日本でお得に使う: 貯まったポイントは東海道ではなく、山陽・北陸エリアの「特典きっぷ」で消化してレジャー費を節約する。

仕組みを正しく理解して、賢くポイントを貯めていきましょう。これからカードを作る方や、ID連携がまだの方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてくださいね。

実践ステップ:今日から何をすればいい?

  • すでにスマートEXを使っている人は、WESTER IDとの紐づけが済んでいるかをチェックする。
  • 東海道+山陽をまたいで移動することがあるなら、J-WESTカード(できればエクスプレスコース)の導入を検討する。
  • EXポイントとWESTERポイントの残高をそれぞれ確認し、「東京方面用」「西日本方面用」とざっくり役割分担を決める。
  • 週末や連休に行ってみたい西日本の行き先をいくつかピックアップし、WESTERポイント特典きっぷの候補ルートをイメージしておく。

さらに、東海道新幹線まわりではJREポイントを絡めた節約術もあります。JREポイントを中心に東海道新幹線のコストを圧縮したい方は、同じポイ活LOVER内のJREポイントを東海道新幹線で50%得する三段活用メソッドもあわせて読むと、全体像がかなりクリアになるかなと思います。

※本記事の情報は執筆時点のものです。最新のキャンペーンや規約については、必ずJR西日本やEXサービスの公式サイトをご確認ください。

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